ローンの残っている中古マンションは売却できるの?専門家がご説明します!
「中古マンションは住宅ローンが残っていても売却できるの?」
このようなお悩みをお持ちの方は非常に多いと思います。
そこで今回は、残債のあるマンションが売れるのかどうかについて解説します。
不動産売却を検討中の方は、ぜひお役立てください。
ローンの残っている中古マンションは売却できる?
結論から言うと、残債のあるマンションでも売却できます。
しかし、売却価格が残債を上回る場合と下回る場合で条件が異なるため、ここから詳しく解説していきましょう。
まずは、売却価格が残債を上回るケースです。
この場合は売却で得たお金でローンを完済し、マンションの抵当権を抹消する必要があります。
不動産を売って、登記名義を変えるためには、抵当権の抹消手続きが必須になりますが、ローンを完済することで抵当権は抹消されるため安心してください。
もう1つは、売却価格が残債を下回るケースです。
この場合、足りない金額を自己資金で補わなければ抵当権は抹消されず、売れなくなります。
例えば、3,000万円のローンが残っている状態で、売却価格が2,000万円の場合、1,000万円の自己資金を充当する必要があります。
そのため、売りたいマンションの売却価格でローンを完済できるか、また残債が売却価格よりも高い場合に自己資金で補えるかなどを前もって確認しておきましょう。
中古マンション売却の注意点
ここからは、残債のある中古マンションを売る際のポイントをご紹介しましょう。
1つ目は、「売り先行」で住み替えを行うことです。
「買い先行」で新居のローンを組んだ後、売却価格が残債を下回ると、追加で融資を受けるのが困難になります。
しかし、「売り先行」の場合は売却代金の一部を購入資金として使えるでしょう。
2つ目は、余裕のあるスケジュールを作成することです。
マンションを売り出してから売却するまでには、平均で約2〜4カ月かかるとされています。
しかし、あまりにも売却を急ぐと、希望の価格で売れなかったり、焦って予期せぬ失敗をしたりする可能性があります。
スムーズに売却を成功させるためにも、余裕のある日程調整を行いましょう。
まとめ
この記事では、ローンの残っている中古マンションについて解説しました。
残債のある中古マンションでも売却は可能です。
ただし、いくつか注意すべきポイントがあるため、しっかり把握しておきましょう。
中古マンションの売却について不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。